自宅にプールを作る場合の施工期間や、完成するまでの流れについて紹介しています。
プールの施工にかかる期間
プライベートプールの施工期間は、使用する素材や施工方法にもよりますが、一般的に、2週間~2カ月ほどといわれています。
組立式・ユニット式のプールの場合、施工期間の短いものの場合、それぞれの工程にかかる時間の目安は以下の通りです。
- 掘削・残土処分 1日
- 砕石敷転圧・ベース高さ調整 1日
- 躯体枠パネルの組み上げ、ろ過装置の設置、位置調整と配筋 2日
- コンクリート打設 1日
- 笠石・配管設置 1日
- 防水シート溶着 2日
- ポンプ設置・配管接続、コントローラー電気配線、水張り・試運転 2日
ユニット式・組み立て式のプールの場合、工場でユニットを製作して現場で設置するということができますが、コンクリート製の場合は現場施工になるため、天候等にも左右されますし、固まるまでの時間を要します。
また、大きなサイズのものや特殊な形状、複雑なデザイン、装飾に凝ったものも、時間がかかることが多いようです。
プールが完成するまでの流れ
プールの施工フロー
掘削・残土処分

プールを設置する位置を決め、プールの高さの基準となる床面を調整しながら、土を掘削していきます。設置するプールの大きさにもよりますが、重機が入ることがほとんどです。掘削によって生じた残土は、業者に処分を依頼します。
砕石敷き・転圧・ベース高さ調整

基礎コンクリートの安定性を高めるため、砕石を敷き、転圧します。転圧とは、機械等を使って締め固め、石や土などの粒子の隙間をなくして密度を高めることで、この作業を行うことで強度が高まります。
さらに、砕石敷き・転圧を行った後、捨てコンクリートを敷いて底面を平らにならします。施工性を高め品質向上を目的として、高さを調整していきます。
躯体枠パネルの組み上げ・ろ過器設置

プールの外枠となるパネルを組み立てていきます。パネル等を組んだ後、ろ過装置や水中照明、循環パイプ、階段などを設置していきます。
配筋・コンクリート打設

コンクリート造のプールの場合、コンクリートの耐力を高めるために床や壁面に配筋を行います。その後、床と壁にコンクリートを流し込んでいきます。
笠石・配管設置

プールの外観を美しく仕上げるだけでなく、滑りにくくしたり、屋外プールの場合は表面が熱くなりすぎないようにしたりするため、プールの縁に笠石(コーピングストーン)を設置していきます。
防水シート溶着

プール内側の表面を肌ざわりのよい、防水シートを張って仕上げていきます。防水シートは張り替えできるので、庭の雰囲気や気分に合わせて、数年に一度、張り替えるのもいいかもしれません。丈夫でメンテナンス性もよいので、おすすめです。
ポンプ設置・コントローラー電気配線、
水張り・試運転

プールの形が完成したら、水を循環させるポンプを設置したり、ポンプやヒートポンプなどの電気配線を行います。その後、プールに水を入れて試運転を行い、問題がなければ完成です。
プールカンパニーでは、工期はたったの10日~14日(コンクリート乾燥期間は4週間程度)です。シンプルで短い施工期間でよりお客様に喜んでいただけるように取り組んでいます。

プール施工のプロフェッショナル
pool company 北島さん
プールカンパニーでは、日本におけるプール文化の普及を目指し、フランス製「マジラインプール」を販売。ただプールを販売するだけでなく、プールのある暮らし、水のある風景をデザイン・提案することを心掛け、自宅の家庭用プールからヴィラなどのリゾート施設プールまで手掛けています。プールカンパニーの運営会社は、数々のリゾート開発と設計の実績を持つ株式会社プロスパーデザイン。単独のプールの設計・施工をはじめ、一級建築士事務所としてのノウハウを駆使したサービスを提供しています。
「庭にプールを作りたい」「ホテルやヴィラにプールを建設したい」「プール付きの戸建てを建てたい」
けれど、プールをつくるにはどのくらい費用がかかるかわからない方が多いのではないでしょうか。そこで、当メディアでは、 世界各国で50,000台以上のプール設置実績を誇る「マジラインプール」の日本での販売元「プールカンパニー」に取材協力を依頼し、プール施工のプロにプールの施工費、維持管理について解説して頂きました。業者選びのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。(※2025年2月1日調査時点)