こちらのページでは、ドッグランやペットホテルなどの施設を運営されている方や、ご自宅や別荘などにドッグプールを設けたいとお考えの方向けに、ドッグプールの施工に関するポイントや注意点などを取りまとめてご紹介しています。可愛いワンちゃんたちが安全に楽しく遊べるプールとするためには、どのような点が重要となるのか、ぜひ知識を深めておいてください。
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プールの大きさや深さ
人間用のプールであれば、どの位の大きさや深さが必要となるかは見当がつきますが、ワンちゃん向けのドッグプールとなると、何が正しいのか頭を悩ませてしまう方も少なくないことでしょう。誤った大きさや深さを設定してしまい、ワンちゃんたちが安全に楽しめないプールとなってしまっては目も当てられません。
プールのサイズや深さは、ワンちゃんたちが楽しく安全に遊べるように慎重に検討すべきということを、まずはしっかりと踏まえておいてください。
その上で、ドッグプールの深さというのは、小型犬から大型犬まで幅広い犬種に対応できるよう、浅い部分と深い部分を設けることが理想的となります。ドッグランやペットホテルなどの施設にドッグプールを併設するのであれば、小型犬用のプールと全犬種に対応できるプールを別々に用意するというのも一案となります。
一方、プライベートプールで飼い主さんも一緒に入るという場合には、ある程度の深さが必要となっていきます。また浅すぎると泳ぐことができないため、泳がせることがメインなのか、水遊びがメインなのかによっても、適した深さが変ってくるという点にも注意が必要です。
もうひとつ、大型犬が入るプールの場合、プール幅を広めにとることが不可欠。十分な幅がないプールだと、飛び込んだワンちゃんがプールの縁にぶつかって怪我をしてしまうリスクがあるので、この点についても注意が必要になります。
ドッグプールの深さや広さに関して、プールカンパニーであればニーズに即した設計提案や施工工事が可能。参考までに、プールカンパニーでは333mm スパンのパネル施工を採用しているので、小型犬から大型犬まで、プールサイズや形状はフレキシブルに対応できます。
プールの出入り口に注意
ドッグプールを新規に設置するにあたり、ぜひとも検討しておきたいのがスロープの設置です。人間用のプールでも同じですが、ハシゴだけのプールだと、若く元気なうちは問題ありませんが、脚や腰に負担がかかるため、ある程度年齢を重ねると億劫になってしましがち。
その点、スロープ設置タイプのプールはそうしたハードルを下げ、より幅広い層にプールを楽しんでもらえます。この点はドッグプールでもまさに同じ。年齢を重ねたワンちゃんの場合はもちろん、間接や脚の具合がよくないワンちゃんの場合でも、スロープを使えば、プールをより楽しみやすくなるというメリットがあります。
ただし、ただスロープを設置すればいいという考えは禁物。スロープの設置場所や角度、滑りにくい素材を用いるといったことに注意を払い、安全性を高めることが肝心です。とりわけスロープの角度は、急すぎると滑りやすく危険ですが、角度をゆるくしようとすればするほど、よりスペースが必要となってしまうという問題も出てきます。また飼い主が一緒に入るプールの場合には、手摺のないスロープは危険となる場合もあり得ます。
以上のことから、スペースが十分に確保できるドッグプールであればスロープは有効ですが、スペースに限りがある場合は必ずしもスロープが最適ではなく、別の案も検討することが賢明です。例えば一段ごとの高さを抑えた階段とすれば、スペースを抑えながら脚への負担軽減に寄与します。また階段の最も浅い部分をステージ状にすることで、泳がないワンちゃんの遊び場とするといったこともできます。
なおプールカンパニーはこれまでにドッグプールの施工実績も豊富に有しているので、スロープや階段の設置に関しても、泳ぎメインか遊びメインかの要望や敷地面積、ワンちゃんの犬種や大きさ、性格なども詳しくヒアリングした上で、お勧めプランを提示してくれるはずです。
水質管理の重要性
プールの水質管理は、ワンちゃんの健康を守るために非常に重要な要素となります。とりわけ各々のプールに適したろ過機を選定し、定期的にメンテナンスを行うことが不可欠となります。
一方、ドッグプールならではの注意事項として、犬の毛はフィルターを詰まらせてしまう原因となることが多いため、人間用のプールよりもこまめに掃除することが求められます。なお、ろ過機には、砂ろ過機、カートリッジろ過機、DE(ダイアトマシアスアース)ろ過機などさまざまなタイプがありますが、プールの規模や使用頻度に応じて、最適なタイプは異なってきます。
ちなみにプールカンパニーでは、カートリッジ式フィルターを採用しており、しっかりろ過循環できることはもちろん、フィルターの清掃もシャワーで洗い流すだけで容易に行うことができます。また傷んだフィルターを交換する際も、カートリッジの入れ替えでOK。専門業者に交換を依頼する必要がなく、待ち期間が発生しません。
また、本フィルターと併せて使う、半使い捨てのフィルターをヘアキャッチャー的に使用するというやり方も可能。フィルターにワンちゃんの毛が溜まると寿命が短くなってしまいますが、半使い捨てフィルターを併用すれば、フィルターの寿命を延ばすことにつながります。
シート防水の強度
ワンちゃんの爪は鋭く床をとらえるため、シート防水にもダメージを防止するための強度が求められます。特に大型犬や活発で元気に走り回るタイプのワンちゃんの場合、シートの耐久性はより重要。定期的にシートの状態を点検しながら、必要に応じて修理や修繕を行うことで、長期間にわたり安全に使用することができます。またシートの下にクッション材を敷くことで、さらに耐久性を高めるといったことも可能です。
プールカンパニーで用いているシート防水は、厚さ1.5mmかつ補強材入りの4層構造の非常に丈夫なもの。プールの浅瀬の箇所などには、このシートを二重貼りするといった工夫で、さらなる補強を施すことも可能としています。
滑り止め対策
前述しましたプール内部のシート防水と並び、プールサイドの安全対策、とりわけ滑り止め対策も重要な要素となります。ワンちゃんがプールサイドで滑って怪我をしてしまうことがないよう、滑り止め加工が施されたタイルやマットなどを用いることをオススメします。
ただし注意しなければならない点として、たとえ滑り止め効果が高いとしても、ざらつきの強い素材のものはNG。ワンちゃんのデリケートな肉球を痛めてしまうリスクがあるためです。人間に適したものが、ワンちゃんたちにも適しているとは限りませんのでご注意を。
プールカンパニーでは、ノンスリップ仕様の防水シートが用意されており、浅瀬やスロープなどに有効ですが、プール廻りの滑り止め対策として用いることもできます。
プールの運用とメンテナンス
長期間にわたってプールを安全に使用するためには、水質や設備の状態を適宜チェックすることが欠かせません。また塩素などの化学薬品の使用についても適切な管理が求められます。消毒効果を高めようとして過剰な薬品を使用してしまうと、ワンちゃんの健康に悪影響を与えることとなってしまいます。必要な分量を正確に計量し、正しい方法で使用することが何より大切なのです。ドッグプールの運用とメンテナンスは、その道のプロフェッショナルであるメンテナンス業者に委託する。この方法こそが、安心してプールを運用するための方法のひとつになります。
なお、プールカンパニーでは、殺菌効果が持続しやすく、計量しやすいタブレット型塩素を使用しており、また専門業者でなくとも扱いやすい薬剤や検査キットなども提供しています。加えて、内容は各店舗によって異なりますが、専門業者にメンテナンスを依頼できるプランも用意されています。
ドッグプールの施工には、ドッグプールならではの注意点あり
ワンちゃんと一緒に楽しめるプールが欲しいという要望や依頼は、近年の猛暑日続きの影響もあり、着実に増えているそうです。
しかしながら「ドッグプールなんて人間用プールとそんなに変わりないだろう」という考えを持ってしまっている方も、少なくないようです。ドッグプールには人間用プールの場合とは異なる、ドッグプールならではの注意点があります。
それゆえ、ドッグプールの施工を依頼する際は、ドッグプールならではの施工ポイントをしっかり理解しており、ドッグプールの施工実績も有している業者を選ぶことが賢明です。ドッグプールの特徴をしっかり踏まえておくことが、依頼者としても重要であることを心に留めておいてください。
安全対策が重要
なんと言っても、透明度の高いろ過機能が備わっているかです。人間同様にワンちゃんたちもプールに入ると水質が変化します。高性能なフィルターが装備されているかです。あと特に犬の毛は循環ポンプなどに悪さします。しっかりキャッチできるろ過機かどうかで機器の寿命にも影響してきます。
もちろんワンちゃんがプールを利用して、水質が悪化したプールが直ぐに回復できるろ過機であるかも重要です。人間が泳ぐときにしっかりろ過ができて衛生的に消毒殺菌ができるケミカルが準備でできているか確認して下さい。
ワンちゃんも人間同様に、プールに入っていて熱中症への配慮なども必要でしょう。水分補給や水温調節できるヒートポンプのクールモードなどで水温が高くなったものを冷やすなど、大切なワンちゃんへの気遣いも必要ですよね。
プール施工のプロフェッショナル
pool company 市川さん
「庭にプールを作りたい」「ホテルやヴィラにプールを建設したい」「プール付きの戸建てを建てたい」
けれど、プールをつくるにはどのくらい費用がかかるかわからない方が多いのではないでしょうか。そこで、当メディアでは、 世界各国で45,000台以上のプール設置実績を誇る「マジラインプール」の日本での販売元「プールカンパニー」に取材協力を依頼し、プール施工のプロにプールの施工費、維持管理について解説して頂きました。業者選びのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。(※2023年2月22日調査時点)