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pool construction method ーよくわかるプール施工ー » プロが解説!プールを作る前に知っておきたい基礎知識 » 高齢者施設・障がい者施設・整形外科向けのプールの特徴と注意点

高齢者施設・障がい者施設・整形外科向けのプールの特徴と注意点

こちらの記事では、さまざまなプールの設置にあたって知っておきたい特徴や注意点について紹介していきます。具体的には、高齢者施設向けのプールのほか、障がい者施設用のプール、整形外科用のプールの3つをピックアップして、特徴と注意点を解説していきますので、これらの施設にプールを設置したいと考えている方などはぜひ参考にしてみてください。

高齢者施設向けのプールの特徴と注意点

ここでは、高齢者施設向けに設置されるプールにおける特徴と注意点をご紹介していきます。どのようなポイントがあるのかを見ていきましょう。

特徴

まず、高齢の方は体温調整が難しいといった面から、高齢者施設には温水プールが適しているといえます。その温度は28〜30℃が理想。プール室の室温も30℃~40℃程度に保つことが推奨されています。加えて、温水プールは利用者が体力を消耗しにくいメリットもあります。

また、プールの深さは1.2m以下にすることで、安全性を高めた上でプールでの運動ができるようになります。ただし、プールが浅ければ浅いほど良いわけではなく、水深が浅すぎると浮力の恩恵を受けにくくなってしまいますので、逆に運動しにくくなってしまうでしょう。プールを設置する場合のポイントは用途に合わせた設計を行っていく点。設計・施工を行う際にはプールを設置するにあたっての要望をしっかりと伝えることが大切です。

さらに、設置するプールは車椅子対応のスロープやリフト、手すりなどを設置したバリアフリー設計としましょう。プールだけではなく、プールを利用する前に使用する更衣室やシャワールームも忘れずにバリアフリー設計を取り入れてください。

高齢者施設向けプールの特徴は上記のような点が挙げられますが、さまざまなプール施工の実績を持つプールカンパニーによって提供されている「マジラインプール」は、水深が浅いプールの施工を行うこともできます。

注意点

高齢者施設向けのプールにおける注意点としては、まず安全管理を十分に行う、という点が挙げられるでしょう。具体的な例としては、「滑り止めを設置する」、「定期的な水質管理を行う」、「救命設備を整備する」などが挙げられます。

そして、安全管理とともに衛生管理もしっかり行っていくことも大切なポイントです。そのためには、プールの清掃と水質管理の徹底が必要となります。衛生管理を十分に実施することで、細菌や藻が発生しないように注意してください。そして、プールを利用する人の安全を確認できるように人員を配置しましょう。

また、プール本体に対して安全対策を行うのはもちろんですが、プールサイドは濡れやすいことから思わぬ転倒などが起こる可能性もゼロではありません。そのため、プールサイドの安全対策についても併せて検討しておくのも重要なポイントといえるでしょう。

障がい者施設用のプールの特徴と注意点

続いて、障がい者施設用のプールの設計や施工を検討する際に押さえておきたい、特徴と注意点について解説していきます。

特徴

まず、障がい者施設用のプールは多目的で利用できるプールが求められる点が特徴です。例えば、そのプールで競泳を行うこともあればレクリエーションが行われるケースもあります。そのほかに、機能回復訓練をプールで行うケースもあるでしょう。このように、障がい者施設に設置されているプールは、さまざまな目的で利用できる点が特徴のひとつといえます。

さらにプールへのアクセスのしやすさが求められるのも、障がい者施設用プールの特徴のひとつです。プールへの出入りをサポートするためのリフトやスロープを設置するなどの方法によって、プールへアクセスしやすいような設備を整えておくことも大切なポイントです。

そして、障がい者施設用のプールにおいても安全性の確保は大切です。そのためにも、手すり付きのスロープや階段のほか、転倒が起こらないように滑りにくい床材を使用するなどの対策が重要になってきます。

注意点

まず、事業者には合理的配慮が義務づけられている点に注意が必要です。合理的配慮とは、障がいの有無は関係なく、全ての人は平等であるということを基本とし、人権と基本的な自由を当たり前に行使できるよう、環境の変更や調整などの配慮を行うことを指します。2024年4月1日の改正障害者差別解消法の施行に伴い、事業者を対象として合理的配慮が義務化されていますので、施設にプールを設置する場合にも障がいのある方が安心して利用できる環境を整えることが求められています。

またプールの施工時には、緊急時にナースコールが行える設備を設置する、救命設備の設置を行うなど、緊急時に対応するための設備を備えておくことが必要となってきます。

上記に加えて、プールを利用する人の安全を確認できるよう、人員を配置するなどの対策も求められますし、プール本体の安全対策のほか、濡れやすく転倒の可能性があるプールサイドにおいても十分な安全対策を検討することが大切です。

整形外科用のプールの特徴と注意点

次に、整形外科用のプールの特徴と注意点について解説していきます。どのようなポイントがあるのかを見ていきましょう。

特徴

まず、整形外科に設置されるプールはリハビリに特化したものである点が特徴のひとつです。そのため、水中運動療法に適した設計が求められます。水深は1.1m、水温は32℃の温水プールであることが理想といえます。数多くのプール施工実績を誇るプールカンパニーで提供している「マジラインプール」の場合、メーカーの設定温度上限は32℃となっています。

また、リハビリに必要な専用設備が必要となる点も特徴のひとつといえるでしょう。設備の例としては、ジャグジーや浮き輪などが挙げられます。

そのほか、理学療法士による個別のアクアリバビリを行える環境が求められるため、個別対応が必要になるケースもあります。また、リハビリを行うにあたっては、プール内にリハビリ器具などを入れることも有効であるといえるでしょう。

注意点

整形外科用のプールにおける注意点としては、まずは利用者の安全に配慮するという点が挙げられます。そのためには、プールを利用する前には十分に準備運動を行うこと、また利用時には適切な指導を受けることが大切です。

さらに、プールを管理するにあたっては、定期的な水質検査と清掃を行って衛生的な環境を維持していく点も非常に重要なポイントといえるでしょう。

そして、他の施設に設置されるプールと同様に、プールを利用している人が安全に利用できているかどうかを確認するため、人員を配置するなどの対策が求められる点、またプール本体の安全対策はもちろんですが、濡れやすいプールサイドでは転倒しやすいなどのリスクも考えられますので、この部分に対する安全対策が必要となる点にも注意してください。

その施設にはどのようなプールが必要なのかを考える

こちらの記事では、高齢者施設や障がい者施設、整形外科に設置されるプールの特徴や注意点を解説してきました。プールはどの施設でも同じものではなく、それぞれに特徴や注意点がありますので、プールの設置を検討している場合には、その施設にはどのようなプールが必要なのかを十分に考え、さまざまな注意点も考慮しながら設計や施工を進めていくことが大切といえるでしょう。

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